日別アーカイブ: 2014年10月14日

秋の養生

秋は「容平」と言って、万物が実を結ぶ時です。

『天は動いているが、地は穏やか、秋は鶏のように、早寝早起き。心穏やかに神気を取り入れ、気を平にすれば肺の気を清らかにする。これが秋の気に応じる、養収の道なり。この気に逆らえば、肺をそこなう。冬は下痢して気が少なくなる。』
・・・素問より(中国の古文書)

中医学の基礎となっている「五行説」によると、秋は「燥邪」の季節です。
「燥邪」とは、乾燥による人体に対する悪影響を意味します。

肺にダメージを受けやすい季節なので、のどの乾燥に注意して、汗をかいたらそのままにせず、タオルで押さえておくのがいいですね。

秋は身体の防衛力が手薄になりがち。秋に風邪をひきやすいのはこのためです。

優しく体をいたわる季節だと思って、暴飲暴食は避けましょう。

外向きではなく、家で心穏やかに過ごすのが自然と調和した過ごし方だそうです。

実際に、気温が下がってくるとどこか物悲しくなるのは私だけでしょうか。

シルクパーティーの冷えとり